複数人のスマートEX利用でICカード利用可能に!

先日、JR東海、西日本からスマートEXに複数人で乗車する際に全員がICカードを利用できるようになるというプレスリリースが出ました。

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・スマートEXとは

スマートEXというのは東海道山陽新幹線に乗るときに使えるチケットレスサービスです。インターネットまたはスマホ上で列車を予約し、登録者本人ICカードを新幹線の改札機にタッチするだけできっぷを受け取ることなく移動できるサービスです。

 

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https://jr-central.co.jp/ex/smart/

 

・いままでは複数人の利用は発券必須だった

このような便利なチケットレスサービスですが、つ欠点がありました。それは複数人で新幹線に乗るときは予約者本人以外は必ず駅できっぷを発券しなければならないということです。あくまでスマートEXに登録できるICカードは本人のもののみだったということです。

 

・本人以外もICカードで乗車可能に

しかし、このような問題点は来年の3月から解消されるようです。なんと、複数人で乗車する際も乗車する人全員のICカードを事前にスマートEXに登録していればICカードのみで乗車することが可能になるようです(最大)

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もちろんあいのかぜICOCAも登録可

 

・東日本系の新幹線ではすでに実装済

じつはこのサービスはすでに東日本系の新幹線(北海道、東北、秋田、山形、上越北陸新幹線)では利用可能です。予約サービスの名前こそ違いますが同じように予約者以外が6人まで事前にICカードを登録することできっぷを発券することなく新幹線に乗車できます。

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e5489からも東日本系新幹線のチケットレス予約ができる

 

・訪日外国人にも

こう見てみると、スマートEXは東日本系の新幹線で始まったサービスを取り入れたかのようにも見えますが一概にそうとは言えません。同日に同じく始まるQRコードでの乗車がそれを物語っています。

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モバイルSuicaPASMOはカードを発券せずとも使える(スマートEXも利用可)

 

QRコードで乗車可能に

スマートEXの外国人版「Tokaido Sanyo Shinkansen Internet Reservation Service」というアプリできっぷとおなじ効力を持つQRコードが発行できるようになり、それを改札機に直接かざすことでICカードまでも必要なくなったのです。これはまだICカードを持っていない訪日外国人向けということができ、来年開催される予定のオリンピックを見越してのことではないかと思われます。ちなみに外国で行われているICカードを持たない人への対策としてクレジットカードをそのまま改札にかざすというサービスがあります(日本でもついにサービスが開始)。ただ、モバイルSuicaなどがある今のご時世、費用対効果を考えると日本の都市鉄道ではあまり普及しなさそうですね。

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右のICと書かれたところにQRコード読み取り部が組み込まれる(写真は北陸新幹線のもの)

 

・スマートEX18歳以上でないと利用できない

実はこのスマートEXは規約で18歳未満は登録できないことになっています(理由はクレジットカードを登録するかららしいが、実は一部デビットカードも登録できてしまう)。なので泣く泣く券売機できっぷを買ったこともあるのですが、このサービスが開始されると大人と一緒という条件は付きますがいよいよ未成年の人も東海道山陽新幹線の改札をICカードでパスできる日が来そうです。

 

・まだまだチケットレスには会社の壁がある

これは同じことを考えている人が多いと思いますが東北新幹線チケットレスで乗るときはえきねっと、東海道新幹線チケットレスでのるときはスマートEXといちいち使い分けなければなりません。これはいわずもがな会社の壁というやつですがそれでもいずれは1つにまとまってほしいです。

 

・まとめ

どんどん便利になるチケットレスサービスに期待!

 

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