東大編入生に明石高専が多い理由を考えてみた

皆さんこんにちは。この度東大編入を成功させた(点数開示が来たら体験記上げます)わけですが、せっかくなので明石高専編入の勉強をする上で感じた東大編入生に明石高専が多い理由をお話したいと思います。かなりイキッたブログなのであまりいい気はしないと思いますがなかなか世に出てなかったネタなので批判覚悟で出したいと思います。

 

東大編入生には明石高専生が多い

 

これは本当です。今年(2022年実施分)は東大編入合格者20人中7人が明石高専です。実に35%です。

 

 

 

クラスの雰囲気は学科による

 

明石には機械、電気、都市、建築学科があります。

私の感じでは機械、電気はワイワイしているものの日頃からよく勉強する学生が多く、うわこいつバケモンやん…みたいな人もいる印象です。建築は他学科よりおしゃれな人が多く男女比率もまともな為、割とみんな青春しています。

対する我らが都市科はカオスです。ブロスタ、麻雀、バンド、ラブライブ、特撮、きっぷ集め…とにかくいろんな人がいます。とにかく騒がしく、棟全体に響き渡るほどの雄たけびがしょっちゅう聞こえる自由でいいクラスです。私はこの雰囲気がめっちゃ好きなのでこのクラスでよかったと思っています。こんなカオスなクラスも5年一緒にいるとなれますが、残念ながら他学科と違って勉強しているという雰囲気は微塵も感じられません。

事実明石高専で輝かしい進学実績を作っているのは9割が機械、電気科であり、都市、建築は就職(一流企業)が多いです。隣の学科は毎年5人も東大生を輩出しているのに私の学科からは東大が5年間出ていませんでした。明石といえど実情はこんな感じです。

 

みんな地頭がすごい

 

そんな明石高専ですがどれだけ遊んでいる学生も地頭はすごくいいです。テスト直前の勉強の勢いはすごく、みんなすごく要領のいい勉強をしているという印象を受けます。TOEIC700を超える人が多い他、800を超える人もクラスに5、6人います。これが機械、電気(以降M,Eと呼ぶ)になるとさらに上がり、900点越えが出てきます。900なんてどうやってとるねん…。

 

明石が編入に強い理由を紹介

 

編入する人が多い

これを最初に思いつく人が多いかもしれません。明石高専は半分以上の人が編入します。私のクラスでも約半分が編入を希望しており第一志望が旧帝の人も多いです。こうなると周りが勉強しているという環境が生まれ、おのずと自分もその雰囲気に流され勉強し始めます。しかし、学科ごとにこのような環境になる時期は大きく異なり、M,Eは4年の秋にはこのような雰囲気になる一方C,Aは4年の最後~5年になってようやく雰囲気が出てきます。

東大は特に志望する学生が多いのでだいたいお互いに繋がりなにかしら情報交換しています。私の年はみんなで過去問を解きました。

 

先輩が参考書をくれる

通生にはあまりなじみがないかもしれませんが明石高専では先輩方が寮を出ていくときに編入で使った参考書を置いていくことが多いです。これを続く後輩たちがとっていき、使い終わったらまた置いて帰るという参考書の循環が起こっています。私も寮生に頼んで1冊だけ先輩の参考書をもらいましたが本当にありがたいです。これでだいぶ参考書代を浮かせされた人も多いんじゃないでしょうか?さらに先輩方から各参考書の使い方を教えてもらっている学生もおり、やる気があればすぐに参考書を使いこなせるようになるはずです。ちなみに私は通生なのでこのような機会はありませんでした。

 

過去問の解説が出回っている

明石高専では国内のほとんどの大学の過去問の解説が出回っています。これはかなり大きいのではないでしょうか。さすがに専門科目の解説はないところもありますが、数学に関してはほぼ全大学で1020年分くらいの解説はそろっています。私も東大・阪大数学でかなりお世話になりました。

 

編入に理解のある先生が多い(というか全員)

明石高専ではほぼすべての先生方が編入に理解がある先生方です。特に私は英語の先生にお世話になりました。東大に受かる勉強の仕方や参考書ルートを教えてくれたり、参考書を大量に貸してくれたり、過去問の採点をしてくれたり、面接対策をしてくれたりと本当に感謝してもしきれません。

専門科目の先生ですと編入試験が終わるまで卒研を待ってくれる、または試験が終わるまでは最低限の研究でいいという研究室がほとんどです。試験が終われば本気でやらないといけませんがこれはかなりありがたいです。

 

受験生にあった時間割になっている

明石高専では本科の中で5年前期の時間割が一番空きコマが多いです。その分集中して編入対策をする時間が生まれ、効率的に勉強計画を組むことができます。試験直前のこの時期に空きコマが多いのは明石高専ならではじゃないでしょうか。

 

単純に数で攻めている

1で言ったように明石高専編入志望の学生がとても多いです。しかし、全員が第一志望の大学に合格しているわけではありません。正直なところ結構落ちている人がいます。東大を例にとってみると、今年は少なくとも16人は受験し、7人合格しました。単純に合格した人数だけで見れば多いですが、同じように落ちている人も多いのが現実です。ですから明石の実績は人海戦術で達成されているという側面を忘れてはいけません。

 

 

 

でもやっぱり最後は自分次第

 

私は東大編入するにあたって受かった人と受からなかった人の違いを徹底的に分析しました。そこで見えてきたこととして、東大編入に合格するにあたり

 

・具体的な勉強計画を立てられているか

・自分を律することができているか

・先生の意見を丸のみにしていないか

・十分な対策期間を確保できているか

・あがけるか

 

がカギになってくることが分かりました。

 

1つ目ですが、東大に合格できている先輩方は週単位、あるいは月単位でこの参考書を終わらすなどの大きな目標を立てて、そこから毎日この参考書のこのページを何時間で終わらすなどかなり具体的に勉強計画を立てていました。これができると自分の弱点を発見し一つ一つ潰していくという受験の鉄則をマスターすることができ効率的に合格に近づけます。

 

2つ目については誘惑を断ち切れるかどうかです。完全に断ち切る必要はありません。受験勉強中にメリハリのある生活ができるかです。私は当初これが全くできませんでした。しかし、勉強するときに部屋からパソコン・スマホを出したり、スマホを持たずに図書館に行って勉強したりしてなんとか勉強時間だけはゲームの誘惑を断ち切れるようになりました。これはかなり大変ですが合格するためには必要なのでぜひ実践してください。

 

3つ目です。私の1つ上の代は編入試験で大こけしたのですが、その理由として担任の言うとおりに志望校を決めていたことがありました。もっと言うと席次に合わせたレベルで志望校を勧めていました。もちろん席次と合格する大学に関係は一切なく、自分がどれだけ勉強しているかのみで合格する大学が決まります。自分に(問題的に)合う大学を見つける方法として過去問を見てみるという方法があります。わからないところがあってもいいのでとにかく一度過去問を見て、全く手が出そうにない、頑張ったら手が出そう、ごぶごぶ、簡単くらいでランク分けします。仮にその大学が少しでも頑張ったら手が出そうと感じたのならばそこはチャレンジするべきです。まずは過去問を見ることをお勧めします。

 

4つ目です。東大に合格している先輩の多くは少なくとも4年生の前期から本腰を入れて勉強しています。逆に落ちた先輩方を見てみるとその多くが4年冬以降に始めています。仮に2教科だとしても十分な対策期間を確保していないと合格は厳しいようです。

 

最後ですが、仮に自分がわからない問題が出たときに粘ることができるかが合否を分けます。いつかのYoutubeで見たのですが、最悪計算する余裕がない時は自分の考えを文章で書くとかなり部分点がもらえると聞きました(本当かどうかは分かりません)。今回の編入試験ではこの最後の切り札を乱発しました。合わせて4回ほど使いました。私は中学受験時代に嫌というほど叩き込まれた絶対に空欄はなし!という精神で臨んでいたので、最後にどこまで粘れるかで合否が分かれるのではないかと思いました。事前に粘るテクニックをYoutubeなどで探しておくことをお勧めします。とにかく何か書く!これが重要です。

 

以上東大編入生に明石高専が多い理由を考えてみました。いかがでしょうか。やはり環境が違えど最後は自分がどれだけ頑張れるかにかかっていることを理解していただければ幸いです。

 

まとめ

 

結局努力

 

 

 

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