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学生はたいていの場合バスなり、鉄道の定期券を持っているはずです。今回はその中でも中、長距離通学をしている人に関する豆知識を紹介したいと思います。
朝は三大都市圏を中心に通勤ラッシュが発生し、朝の満員電車が嫌になることはありませんか？私も大阪に住んでいますが、毎朝満員電車に乗って通学していて、いやになるときがあります。
しかし、少しお金を足せばそんな満員電車から解放され優雅(一部を除く)に通学できます。そして、その通学を優雅にしてくれる列車が座席指定列車または、特急、新幹線(ちょっと高い)なのです。今回はそんな満員電車から解放され快適な通学が可能になる列車について関西を中心に紹介したいと思います。なお、今回は通学定期券に料金券を買うだけで乗車できる列車のみ紹介します。
①JRの各特急
関西では朝夕の時間帯に、びわこエクスプレス、サンダーバード、ワイドビューひだ、くろしお、はるか、スーパーはくと、はまかぜ、ラクらくはりま、こうのとり、きのさき、まいづる、はしだての計12種類の特急列車が走っています。通常、通学定期券だと特急の自由席にしか乗れないので、距離にもよりますが普通は６５０円か９８０円で上記の特急の自由席に乗ることができます。さらに、神戸線、嵯峨野線、琵琶湖線、阪和線など関西のほとんどの路線ではチケットレス特急券なるものが発売されており、通常より少しではありますが、安く特急に乗ることができます。実際に私も通学定期券を使って、スーパーはくとで通学してみました。こんな感じで、自由席特急券を購入することで優雅に通学できます。
関西では最近になって有料制の着席サービスが注目され始めました。その中の一つとして登場したのが京阪電鉄プレミアムカーです。京阪の朝ラッシュは関西の中でもすさまじく、関西ではあまり見ない押し屋が登場するほどです。そんな朝ラッシュをよそに快適な通学を可能にしたのがこのプレミアムカーです。このプレミアムカーは８０００系に一両ついており、４００円もしくは５００円の追加料金を払うことで乗車可能です。この車両は設備がよく、落ち着いた車内にリクライニングシート、テーブル、wi-fi、コンセントが完備されています。コスパ最高！
また朝や夜のラッシュアワーにはライナーというプレミアムカー以外も座席指定の列車があります。この列車だと普通の座席にはなりますが３００円または３８０円で確実に座ることができます。
また、京阪電鉄のこれらの着席サービスは好評なようで今後３０００系にもプレミアムカーが設置されるようです。
③近鉄、南海特急列車
近鉄や南海はアーバンライナー、サザン、ラピートなどを高頻度で運転しています。一般的に関西の私鉄特急は名阪間などの長距離を利用しない限りは５００円前後の追加料金を払うだけで特急の快適なシートに座れます。残念ながら近鉄や南海の特急の特急券には回数券はありませんが通学などで特急に乗る際はチケットレス特急券を購入し、次回以降の特急券購入に使える１０パーセント分のポイントをゲットしましょう。
④新幹線
JRの定期券に新幹線の停車駅が２駅以上含まれる場合はなんと自由席特急券を買うことで新幹線(自由席限定)に乗ることができます(磁気定期に限る)！しかしこれについてはいろいろと気を付けないといけないことがあるので詳しくは別の記事で紹介したいと思います。
⑤新快速Aシート
２０１９年３月１６日のダイヤ改正で網干、姫路～野洲間の一部新快速に導入された新快速Aシートももちろん通学定期券に追加料金(５００円)を払えば乗車可能です。私は毎日新快速に乗って通学していますが、朝の新快速の混雑はすさまじいです。今まではどうにかしてこの混雑から解放されたいという人には特急列車に乗るという選択肢しかなく、朝の特急の自由席は大変混雑していました。そんな中、新たに新快速Aシートという選択肢が追加され、さらに着席ができる機会が増えました。しかし、このAシートには普通車の両数減少に伴う混雑悪化やAシートがあかないので結局座れないなどの問題点があります。今度新たにAシートの一部を指定席にするらしいですが、試験的な意味合いが強そうなので、しばらくはAシートの恩恵を受けられる人は限られそうです。
まとめ
関西は最近になって着席サービスがたくさん提供されるようになりました。またそのほとんどは通学定期券と併用できます。皆さんもぜひ追加料金はかかりますが、満員電車をよそに快適で優雅な通学をしてみましょう！
